2017
03.07

父の手

Category: 日々の事
2017 fukujyusou
厳しい冬を越え、まだ固い土を押し上げて
目の覚めるような鮮やかな黄色が美しい
福寿草
艶があり、一見堅そうな薄い花びらは
まるで、プラスチックの作り物のようです

少し前から、体の不調を口にしていた父が、
診察後、即、入院、手術となり、慌しい日が
続きました。
加齢が原因の、そけいヘルニア、一般に脱腸
と呼ばれる、良性の病気です。
幸い、手術も、術後の回復も順調で安心し
ましたが、82歳と高齢、耳が遠く手術中
の余計な不安を配慮して、浅い全身麻酔で
の手術となりました。
普段、まだまだ現役で、家業の畳屋を長男
に、なかなか代替わりできないまま、働い
ている父。 仕事が生きがいのようです。
年の割には髪も黒々、背筋をピンと伸ばし
とても、82歳とは思えませんが、
手術後、まだ麻酔の消えない朦朧とした中
傍らにいた私に、弱々しく手を伸ばしてき
ました。
口下手で、口を開けば小言を言い怒鳴る。
そんな父と手を握ったのは、もう記憶にな
い、遠い昔の事。

きっと、私が死ぬまで忘れない、そんな日
になりました。

ちなみに、予定では一週間の入院を、
3日目で退院し、次の日にはコンビニに
菓子パンを買いに車を走らせたようです。

2017 3 7

今日は、強い風と共に、雪まで降ってき
ました。
吹雪いています。
春よ来い、早く来い。 
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